
ここで、モーターサイクル以外の世界に目を転じてみよう。いま、世の中にはオートフォーカスカメラのようにスィートスポットの大きな道具がたくさんある。シンプルな操作で、エキスパートに迫る結果を得ようというものだ。間口は広く奥行きは深く。Zealの人間優先設計の基本はここにある。結局、モーターサイクルの動きを支配するものは人間の動き。人間にコントロールの自由度を大きく与えることで、スポーツライディングの本質を突こうというものなのだ。ヒューマン・オリエンテッド・スポーツZeal。その存在はいつもエキセントリック。








Zealは操作性、実用性にも人間優先の設計思想を反映。ブレーキレバーのアジャスト機能やハザードライトをはじめ、しっくりと手になじむハンドルスィッチ、オーバードライブ表示付きのメーターや視認性の高いインジケーターなどが採用されている。また、収納については、タンク前部にスモールユーティリティボックスを。さらにタンデムシートの下にはユーティリティスペースやリアバッグなどを設け実用性を高めている。
Zealのパワーユニットは、走りの純血種FZR250Rのエンジンをベースとした水冷DOHC4バルブ4気筒250ccエンジン。最高出力は40ps/12,000rpm、最大トルクは2.7kg-m/9,500rpmを発生する。高回転域まで一気に吹け上がる本来の加速性能を踏襲しながら、バルブタイミング、吸・排気管長、さらにキャブレター口径などを変更し中低速域のトルクアップが図られている。また、カムシャフトの駆動にサイレントチェーンを用いるなどしてメカニカルノイズや振動を低減させている。そして、快適なクルージングを実現するオーバードライブ付き6速ミッション、軽い操作力のクラッチなど、快適性も追求されている。
フロントには径320mmのディスクプレートと異径ピストン2ポットキャリパーからなる油圧式ディスクを。リアには対向ピストン2ポットキャリパーの油圧式ディスクが採用されている。

フロストシルバー

ソフィアブルー

メイプルレッド
| 形式 | 3YX |
| 全長(mm)/全幅(mm)/全高(mm) | 1,990/715/1,045 |
| 軸間距離(mm) | 1,370 |
| シート高(mm)/最低地上高(mm) | 735/135 |
| 乾燥重量(kg) | 145 |
| 燃費・定地走行テスト値(km/L) | 51.0(50Km/h) |
| 最小回転半径(m) | 2.5 |
| 制動停止距離(m) | 14.0(50Km/h) |
| エンジン種類 | 4サイクル・水冷・DOHC・4バルブ |
| 気筒数配列/総排気量 | 並列4気筒・249 |
| 内径(mm)/行程(mm) | 48.0×34.5 |
| 圧縮比 | 12.0:1 |
| 最高出力(ps/rpm) | 40/12,000 |
| 最大トルク(kgf・m/rpm) | 2.7/9,500 |
| 点火方式 | TCI |
| 始動方式 | セル式 |
| 燃料タンク容量(L) | 15 |
| エンジンオイル容量(L) | 2.7 |
| 潤滑方式 | 強制圧送ウエットサンプ |
| 1次減速機構/減速比 | ギア/2.542(89/35) |
| 2次減速機構/減速比 | チェーン/3.352(57/17) |
| クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング |
| 変速機形式 | リターン式6段 |
| 変速比 | 3.090/2.214/1.684/1.380/1.173/0.956 |
| フレーム形式 | ダイヤモンド |
| キャスター/トレール(mm) | 24°00′/84 |
| タイヤサイズ 前・後 | 110/70-17 54H・140/70-17 66H |
| 制動装置 前・後 | 油圧式シングルディスク |
| 乗車定員(名) | 2 |
| メーカー希望小売価格 | ¥539,000 |
| (北海道・沖縄および一部地域を除く)●価格は参考価格です。●価格には保険料、税金(含む消費税)、登録に伴う諸費用は含まれていません。●消費税は別途計算のうえ申し受けます。●詳しくは販売店にお問い合わせください。●メーカーオプションで速度警告灯装着仕様車(¥10,000高)もあります。 | |
注:このページは、1996〜1997年当時にヤマハ発動機が公開していた ZeaL(FZX250)のオフィシャルページを、記憶や当時の記録・カタログをもとに個人的に復元・改修したものです。ヤマハ発動機の公式サイトではなく、現在は公開されていない当時のページを、資料として残す目的で再現しています。掲載しているキャッチコピーや画像の著作権は、ヤマハ発動機株式会社に帰属します。