ZeaL(FZX250)の部品を注文するとき、部品番号が分かっているかどうかで手間が変わります。このページは、私が自分の ZeaL で実際に発注して取り付けた純正部品の番号と、他機種から流用して実車に装着したパーツをまとめたものです。すべて自車での実績で、伝聞や推測は含みません。純正部品の番号と部品名は、FZX250(3YX1)ZEAL のパーツカタログと1点ずつ照合しました。
破損や不具合のたびにパーツカタログで調べ、発注した部品です。すべて FZX250(3YX1)ZEAL のパーツカタログと照合し、部品名と図番・見出番号を添えました。
| 部品名(カタログ表記) | 部品番号 | 図-見出 | 単価(当時) | 記録 |
| スクープエアアセンブリ | 3YX-2137B-00-95 | 27-54 | 7,760円 | バイク壊した |
| ブラケット,マスタシリンダ | 3YX-25867-00 | 34-13 | 770円 | バイク壊した |
| エンドグリップ | 29L-26246-00 | 33-8 | 540円 | バイク壊した |
| フロントストップスイッチアセンブリ | 4BH-83980-00(旧 3YX-83980-00) | 34-6 | 1,210円 | ブレーキランプ不具合 |
| フェンダ,フロント(フロストシルバー) | 1JK-21510-01-9G | 21-1 | 8,940円 | 転倒事故 |
| カバー,タコメータ | 42X-83508-00 | 40-6 | 2,400円 | 転倒事故 |
| ヘッドライトリム | 341-84315-40 | 41-2 | 2,800円 | 転倒事故 |
| 右ステップバーAssy | 3YX-27420-00 | 35-11 | 5,340円 | 転倒事故 |
| クラツチ,ハブ | 1KT-25366-03 | 31-9 | 8,420円 | クラッチハブ破損 |
| ベアリング | 93306-20445 | 31-10 | 610円 | クラッチハブ破損 |
| オイルシール | 93102-28022 | 31-11 | 260円 | クラッチハブ破損 |
| ベアリング(2個) | 93306-20222 | 31-2 | 790円 | クラッチハブ破損 |
| オイルシール | 93102-22216 | 31-3 | 240円 | クラッチハブ破損 |
※ 純正品価格は変動します。上表の価格は2002〜2003年に発注したときのもの
※ 照合に使ったパーツカタログは I型(3YX1、フレーム打刻 3YX-000101〜)のもの。外装の色コードは型式で異なり、I型のスクープエアは 3YX-2137B-00-85、フロントフェンダは
1JK-21510-01-LG/-P2/-4B。上表の -95 と -9G は II型の色
※ 図31-10 のベアリングが 93306-20445「ベアリング(J44)」であることは、ヤマハの部品情報検索(登録型式3YX2・モデル年度1992)でも確認済み
ヤマハの部品番号は「3桁の機種コード+5桁の部品種別番号+2桁の設計変更番号」で構成されています。頭3桁は、その部品を最初に採用した機種を表します。
上の13点を頭3桁で並べ直すと、ZeaL専用に起こされた部品がどれかがはっきりします。
| 頭3桁 | 該当した部品 | 意味 |
| 3YX | スクープエアアセンブリ/マスタシリンダブラケット/右ステップバーAssy | ZeaL(FZX250)の機種コード。ZeaL専用に起こされた部品 |
| 1KT | クラツチ,ハブ | ZeaL以外の機種が初出。リヤホイールの図には 1KT-25364-00(ダンパ)、1KT-25381-00(アクスル,ホイール)も並ぶ。同じクラッチハブの破損はR1-Zでも起こると聞いた |
| 1JK | フロントフェンダ | ZeaL以外の機種が初出 |
| 42X | タコメーターカバー | ZeaL以外の機種が初出 |
| 341 | ヘッドライトリム | ZeaL以外の機種が初出 |
| 29L | エンドグリップ | ZeaL以外の機種が初出 |
| 93306/93102 | ベアリング/オイルシール | 機種コードを持たない、ヤマハ全体で使う規格部品の番号 |
つまり、13点のうち ZeaL 専用は3点だけでした。ヘッドライトリムやエンドグリップのように、外から見える部品でも他機種と番号を共有しています。部品を探すときは、まず頭3桁を見てください。3YX で始まる番号は ZeaL と運命をともにしますが、93 で始まる規格部品や他機種コードの部品は、その機種の需要にも支えられています。
なお、フロントフェンダの末尾「9G」やスクープエアの末尾「95」は色を表すコードです。同じ形状の部品でも車体色ごとに番号が変わるため、外装を注文するときは色コードまで含めて指定します。
2002年にフロントブレーキスイッチを注文したとき、パーツカタログに載っていたのは「3YX-83980」系の番号でした。ところが実際に届いたのは「4BH-83980-00」で、これが改良版でした。I型のパーツカタログでは、図34(フロントマスタシリンダ)の見出6に 3YX-83980-00「フロントストップスイッチアセンブリ」 として載っています。
壊れていた純正スイッチは樹脂製で、転倒の衝撃で折れていました。届いた改良版はスイッチが金属製になり、構造そのものが変わっていました。取り付けはプラスドライバー1本、2カ所のネジを締めるだけです。握ると「カチッ」と鳴るようになりました。
カタログどおりの番号で注文が通らないとき、その部品が消えたとは限りません。後継の番号に統合されている場合があります。詳しい顛末は ブレーキランプ不具合 に書きました。
純正部品以外で、他機種向けや社外品を装着して機能したものです。カタログ適合ではなく、自分の ZeaL に付けて走った結果です。
| 部位 | 使ったもの | 実際に付けて分かったこと |
| リアサスペンション | XJR400 純正 | リアの車高が上がり、セルフステアが自然になってコーナリングがスムーズになる。やや硬め |
| リアサスペンション | OHLINS 36E(SR用) | 36Pはリザーバータンクがカウルとメットホルダーに干渉するため、36Eを選んだ |
| ステップ | TZR250R 用 | 小型でバンク角を稼げる。ただしステップより先にサイドスタンドが接地する |
| メーターケーブル | TW 用(ステンレスメッシュ) | そのまま流用できた |
| ミラーステー | ワイズギア ミディアム | ショートは短すぎ、ロングは長すぎる。ミディアムでも純正より1.5cmほど足りないが実用範囲 |
| フロントブレーキキャリパー | brembo 4pot キャスト Φ30/34 | キャリパーサポートはACTIVE製。XJR400のヤマハ純正bremboも候補だった |
| ブレーキマスターシリンダ | brembo セミラジアル | コントロール性と操作フィーリングが上がる |
| ブレーキホース | EARL'S ステンレスメッシュ | アルミバンジョー、バンジョーボルトを併用 |
| フロントフォークスプリング | G-Tribe | リアの硬さにフロントが負けるため変更。ノーマルより多少短いがポジションに影響なし |
| スプロケット | AFAM 13313S-57T | 付属スペーサーを使えば他社スプロケットも装着できる。スペーサー単体でも2〜3,000円程度で手に入る |
| ラジエータキャップ | プロト クールテック Type-R | 加圧を高めて冷却液の沸騰を抑える |
装着写真とインプレッションは ZeaLカスタムレポート に、装着した日付と走行距離は My ZeaLメンテナンス履歴 に残しています。
流用がいつも得になるとは限りません。AFAMなどの社外スプロケットを使うと、純正のスタッドボルトを抜き、代わりにボルトで固定する仕様になります。このスタッドボルトは純正の鉄スプロケットを前提にしており、アルミスプロケットのように頻繁に脱着することを想定していません。
パーツカタログの図31(リヤホイール)を見ると、この構造がよく分かります。90116-08498「ボルト,スタッド」が6本と 95601-08200「ナット,セルフロツキング」が6個 でドリブンスプロケットを留め、そのスプロケットが載る相手が見出9の 1KT-25366-03「クラツチ,ハブ」 です。純正のドリブンスプロケットは 3YX-25457-00 で、丁数は57Tでした。
そのため脱着を繰り返すうちにクラッチハブ側の溝が傷み、私の場合は2年間で4度目の交換時に破損しました。初回の交換で起こることもあるそうです。交換に必要な部品は上の表のハブクラッチ以下5点で、経緯は クラッチハブ破損 にまとめています。
このページの品番と価格は、2002〜2003年に発注したときのものです。価格は変動しますし、品番も変わります。 実際、フロントブレーキスイッチは 3YX-83980-00 から改良版の 4BH-83980-00 に置き換わりました。パーツカタログのまえがきにも「部品の新設、廃止または変更が生じた場合は、部品ニュースにてお知らせ致しますので、お手許のパーツカタログを御訂正下さい」とあります。紙のカタログは、発行された時点で止まっています。
現在の品番を確かめるには、ヤマハ発動機の 部品情報検索(パーツカタログ) を使ってください。車台番号を入力すると、その車両のモデル年度と販売開始年月が表示され、そのままパーツカタログの図から部品番号を引けます。1990年生産以降のモデルが対象なので、1991〜1999年の ZeaL は範囲に入っています。
自分の車台番号が分からないときは ZeaL車台番号一覧表 を、その番号がどの年式かを知りたいときも同じページを見てください。ZeaL の車台番号は 3YX に続く6桁です。