YZF-R3 パッドピンカスタム(前後の交換記録)

YZF-R3 のカスタム記録のうち、フロントとリアのパッドピンです。フロントはフロントブレーキの交換に合わせて Nプロジェクトへ替え、その後エルエイオート製に替えています。リアには、そのとき外した Nプロジェクトのピンを移しました。

フロント:純正からNプロジェクト Nt-TYPEへ

パッドを固定するパッドピンを、純正からNプロジェクト Nt-TYPE(チタンナイトライド仕上げ)に交換しました。奥行きが足りなかったため、傘の部分を1mm程度削り、シャフト部分を長くしています。

純正パッドピン(上・黒ずんだ鋼材)とNプロジェクト Nt-TYPE(下・チタンナイトライド仕上げの金色)を並べた比較。どちらも同じ形のヘアピン状クリップが両端に付く
上が純正、下がNプロジェクト Nt-TYPE

純正・Nプロジェクトとも、両端をベータピン(ヘアピン状のクリップ)で固定する、同じ方式です。素材と表面処理が違うだけの、直接交換品でした。

パッドピン両端のベータピンを1本のワイヤーでまとめてワイヤーロックした状態
両端のベータピンをまとめてワイヤーロック
ワイヤーロックに使った工具。DIZZY CLUBのステンレスワイヤー、ワイヤーツイスター、KNIPEXニッパー、小さめのラジオペンチ
使った線材・工具一式

片側だけのワイヤーロックでは、反対側のベータピンが緩んだ場合にピンが抜ける方向を塞げません。線材はDIZZY CLUB ステンレスワイヤー(線径0.57mm)です。工具はワイヤーツイスター(自己撚り式)・KNIPEXニッパー・小さめのラジオペンチ(ワイヤー後端を丸めるために使用)です。

追記(2026-07-31)フロントをエルエイオート製へ交換

Nプロジェクト Nt-TYPEから、エルエイオート製のチタン製パッドピン(焼き色仕上げ)へ交換しました。

Nプロジェクト Nt-TYPE(金色)とエルエイオート製チタンピン(青系の焼き色)を直尺とともに並べた比較
上がNプロジェクト、下がエルエイオート製

エルエイオートが以前YZF-R25用に販売していたチタン製パッドピンをいただいたもので、現在は入手できません。

エルエイオート製パッドピンをキャリパーへ差し込んだ状態
キャリパーへ差し込んだところ

ワイヤーロックも、これまでと同じDIZZY CLUB ステンレスワイヤー(線径0.57mm)でやり直しました。

パッドピン両端のベータピンをワイヤーでまとめてワイヤーロックしている途中
ワイヤーロックの途中
ワイヤーロックを終えたエルエイオート製パッドピン
ワイヤーロック完了後

リア:フロントから外したNプロジェクトのピンへ

リアのパッドピンは純正のままでした。フロントをエルエイオート製へ交換して外したNプロジェクトのピンを、リアに取り付けました。

リア純正パッドピン(上・黒い鋼材)とNプロジェクト Nt-TYPE(下・金色)を直尺とともに並べた比較
上がリア純正、下がNプロジェクト

直尺で並べると、長さがほぼ一致しました。純正品番はフロントが 5YP-F5924-00、リアが 1WD-F5924-50 で、両端のクリップ(5YP-F5925-01)は前後共通です。

リアキャリパーから純正パッドピンを外しているところ
純正ピンを外す
リアキャリパーへNプロジェクトのパッドピンを差し込んだ状態
Nプロジェクトのピンを差し込んだところ

フロントと同じDIZZY CLUB ステンレスワイヤー(線径0.57mm)で、両端のベータピンをまとめてワイヤーロックしました。

リアのパッドピン両端のベータピンをワイヤーでまとめてワイヤーロックしている途中
ワイヤーロックの途中
ワイヤーロックを終えたリアのパッドピン
ワイヤーロック完了後

βピンのワイヤーロックを求める条文(7-3-7-7)

MFJ国内競技規則の JP-SPORT技術仕様 7-3-7-7は「ブレーキパッド脱落防止のためにβピン付きのパッドピンを使っている場合は、βピンにワイヤーロックをしなければならない」としています(規則の「βピン」はこの記事のベータピン)。レースの車検を受ける車両ではありませんが、装備の基準として参考にしています。ブレーキまわりを扱う 7-3-7 は前後のローターやマスターシリンダーにも及びます。部品ごとの条文番号は YZF-R3カスタムの規則一覧にまとめています。

※ 条文は MFJ 国内競技規則 2026 付則11 JP-SPORT技術仕様(PDF)を参照

パッドピンのインプレ

フロント(エルエイオート製チタン)・リア(Nプロジェクト Nt-TYPE・ステンレス母材)とも錆びにくく、純正と比べて頭の部分が指でつまみやすい形状です。前後どちらも外すのが楽になりました。

同じブレーキ系では、パッドとローターを含む フロントブレーキ全体の交換 の記事もあります。