YZF-R3 のカスタム記録のうち、フロントとリアのパッドピンです。フロントはフロントブレーキの交換に合わせて Nプロジェクトへ替え、その後エルエイオート製に替えています。リアには、そのとき外した Nプロジェクトのピンを移しました。
パッドを固定するパッドピンを、純正からNプロジェクト Nt-TYPE(チタンナイトライド仕上げ)に交換しました。奥行きが足りなかったため、傘の部分を1mm程度削り、シャフト部分を長くしています。

純正・Nプロジェクトとも、両端をベータピン(ヘアピン状のクリップ)で固定する、同じ方式です。素材と表面処理が違うだけの、直接交換品でした。


片側だけのワイヤーロックでは、反対側のベータピンが緩んだ場合にピンが抜ける方向を塞げません。線材はDIZZY CLUB ステンレスワイヤー(線径0.57mm)です。工具はワイヤーツイスター(自己撚り式)・KNIPEXニッパー・小さめのラジオペンチ(ワイヤー後端を丸めるために使用)です。
Nプロジェクト Nt-TYPEから、エルエイオート製のチタン製パッドピン(焼き色仕上げ)へ交換しました。

エルエイオートが以前YZF-R25用に販売していたチタン製パッドピンをいただいたもので、現在は入手できません。

ワイヤーロックも、これまでと同じDIZZY CLUB ステンレスワイヤー(線径0.57mm)でやり直しました。


リアのパッドピンは純正のままでした。フロントをエルエイオート製へ交換して外したNプロジェクトのピンを、リアに取り付けました。

直尺で並べると、長さがほぼ一致しました。純正品番はフロントが 5YP-F5924-00、リアが 1WD-F5924-50 で、両端のクリップ(5YP-F5925-01)は前後共通です。


フロントと同じDIZZY CLUB ステンレスワイヤー(線径0.57mm)で、両端のベータピンをまとめてワイヤーロックしました。


MFJ国内競技規則の JP-SPORT技術仕様 7-3-7-7は「ブレーキパッド脱落防止のためにβピン付きのパッドピンを使っている場合は、βピンにワイヤーロックをしなければならない」としています(規則の「βピン」はこの記事のベータピン)。レースの車検を受ける車両ではありませんが、装備の基準として参考にしています。ブレーキまわりを扱う 7-3-7 は前後のローターやマスターシリンダーにも及びます。部品ごとの条文番号は YZF-R3カスタムの規則一覧にまとめています。
※ 条文は MFJ 国内競技規則 2026 付則11 JP-SPORT技術仕様(PDF)を参照
フロント(エルエイオート製チタン)・リア(Nプロジェクト Nt-TYPE・ステンレス母材)とも錆びにくく、純正と比べて頭の部分が指でつまみやすい形状です。前後どちらも外すのが楽になりました。
同じブレーキ系では、パッドとローターを含む フロントブレーキ全体の交換 の記事もあります。