
YZF-R3 のカスタム記録のうち、足まわりです。車体を支え、路面からの入力を受ける系統です。ここで扱うのは、リアスタンドをかけるためのスタンドフックです。
現在付けているフック(GRAKSOTO製・Amazon購入の汎用品)でリアスタンドを掛けると、V字の受けをうまく狙えず掛けづらいと感じていました。手元に残っていた56 Racing製フック(廃番・過去に転倒で破損して交換済み)と、新たに購入したZETA RACING製フックを含めた3種を並べ、原因を探りました。


| 項目 | GRAKSOTO(現行) | ZETA RACING | 56 Racing(参考) |
| くびれ幅 | 15mm | 13mm | 18mm |
| 全長 | 28mm | 27mm | 33.5mm |
| 現状の扱い | 交換対象 | 採用 | 過去に破損・廃番 |
※ くびれ幅・全長ともノギスによる実測値



実測で分かったのは、くびれ幅の数値と掛けやすさが比例しないことです。ZETA RACINGはくびれ幅13mmと3種の中で最も狭いのに、実際に掛けてみると最も掛けやすく感じました。逆にGRAKSOTOは15mmとZETA RACINGより数値上は広いのに、掛けづらさを感じていました(あくまで主観の評価です)。
理由は、くびれの幅そのものより両端の円盤(傘部分)がどれだけ張り出しているかにあると考えています。GRAKSOTOは円盤の直径が大きく平らで、くびれへの落差が急なぶん、V字を寄せる際に円盤の壁へ当たりやすくなります。ZETA RACINGは円盤がほとんど無く、なだらかな段差だけでV字を受け止める形状です。

| 項目 | 内容 |
| メーカー | ZETA RACING(ダートフリーク/Dirtfreak) |
| ダートフリーク品番 | F7149 |
| メーカー品番 | ZS93-1408 |
| サイズ | M6 / 35mm |
| 色 | チタンカラー |
| 定価(税込) | 2,200円 |
| ボルト | ステンレス |
| 本体素材 | 高強度ジュラルミン材(CNC加工後カラーアルマイト処理) |
※ 品番・サイズ・価格・素材はダートフリーク公式サイトの製品ページにもとづく(2026年8月時点)。公式サイトの装着イメージにYZF-R25への装着例が掲載されている
フックのネジはM6です。GRAKSOTOと同様、ダートフリーク公式サイトにもこのサイズに対する指定トルクの記載はありません。M6は径が小さく、アルミのスイングアームに留めるため、締めすぎるとネジ山を舐めやすいところです。そこで、GRAKSOTOのときと同じくネジロック剤(Permatex スレッドロッカー ブルー)を塗り、手締めで固定しました。


ボルトの脱着にはKTC 9.5sq. コードレスラチェットレンチ(JTRE330)を使っています。フックの取り付けそのものは規則の内側です。JP-SPORT技術仕様7-3-5-2が「リアホイールスタンド用ブラケット(ボス)を取り付けるための加工は許可される」としています。ただし7-3-2-2で、必要以上に長く鋭角なものは安全上の理由から認められません。パーツごとに規則がどう扱っているかはYZF-R3カスタムに一覧でまとめています。
パーツの一覧と、系統ごとの進み具合は YZF-R3カスタム にまとめています。リアスタンドをかけるときは、車体の前後のずれを防ぐ ブレーキロック(Ariete) もあわせて使っています。