YZF-R3 のカスタム記録のうち、外装・プロテクター系です。ここで手を付けたのは、車体左側のジェネレーターカバーです。クラッチカバー(右側)と対になる部品で、こちらは YZF-R25 からの移植ではなく新規に購入しました。
GBRacing(ジービーレーシング)のオルタネーターカバーを新調しました。純正カバーは外さず、その上から重ねて留める「2次カバー」です。クラッチカバーと同じ、転倒による純正カバーの破損を防ぐための部品です。
ジェネレーターは車体左側にあり、取り付けには左側のフロントサイドカウリング Ass'y を外す必要があります。手順は YZF-R3/R25 サイドカウルの外し方 にまとめています。



| 項目 | 内容 |
|---|---|
| メーカー | GBRacing(ジービーレーシング/英国) |
| 製品名 | Alternator Cover(オルタネーターカバー/通称ジェネレーターカバー) |
| 品番 | EC-R3-2015-1-GBR |
| 価格 | £59.91 |
| 素材 | 60%ロングガラスファイバー入りナイロン |
| 適合 | YZF-R3(2015〜2022年式/2023〜2026年式)・MT-03(2016〜2022年式/2023〜2026年式) |
※ 品番・価格・素材・適合はメーカーの商品説明にもとづく。価格は2026年8月時点のもので、将来変動する可能性があります。製品情報は GBRacing公式サイトの製品ページを参照
MFJ の JP-SPORT 技術仕様 7-3-15は、転倒時に地面と接触するおそれのあるクランクケース・エンジンカバー類を、2次カバーで保護することを求めています。右側のクラッチカバーは以前から装着していましたが、左側のジェネレーターカバーは今回が初めての装着です。
R25 に才谷屋のカウルを装着していた頃は、当時の JP250 の規則に「フェアリングの延長により接触部がカバーされる場合は2次カバーの取り付けはしなくても良い」という除外があり、左側は無装備でした。JP-SPORT の条文からはこの除外がなくなっています。
この左側の義務化を定めた条文は、2026年7月1日に施行されました。規則自体は2026年度の JP-SPORT 技術仕様として定められていましたが、対応パーツの供給が需要に追いつかないことを理由に、施行がこの日まで見送られていました。2026年6月30日までは、フェアリング除外のある2025年度の JP250 技術仕様が適用されていました。
カバー前面の GBRacing ロゴと FIM の刻印、7-3-15 が求める材質要件(複合材2mm以上・アルミ合金4mm以上・FIM公認品は材質を問わず可)の詳細は クラッチカバーの記事 にまとめています。
※ 規則の条文は MFJ 2026年度 国内競技規則 付則11 JP-SPORT 技術仕様(PDF)、施行日は MFJ 技術委員会「JP-SPORT クラス エンジンケース2次カバーの装着義務の猶予期間について」(2026年3月5日発行・PDF)を参照
純正ボルト4本を外し、GBRacing付属の長いボルトに入れ替えて共締めします。純正ボルトは M6・締め付けトルク10N·m(YZF-R3/R25 締め付けトルク一覧に既載)です。


付属ボルトは4本とも同じ長さではありませんでした。実測すると右上の1本だけ40mmで、残り3本は35mmです。クラッチカバーのボルトはすべて同じ長さだったため、この不揃いはジェネレーターカバー特有です。
GBRacingカバーを純正カバーの上に重ね、交換したボルト4本で共締めします。締付トルクは純正値と同じ10N·mです。付属ボルトは 8mm ソケットで締めます。


※ 締付トルクはYZF-R3のサービスマニュアルを参照。GBRacing公式の取扱説明書(フィッティング説明書、品番EC-R3-2015-1-GBR)でも同じ10N·mが示されている。
本締めが終わったら、外していた左側のサイドカウルを戻して作業完了です。
品番はクラッチカバー(EC-R3-2015-2-GBR)と共通の命名規則です。GBRacing はこの2点にウォーターポンプカバーを加えた3点セット「Secondary Engine Cover」も販売しています。
取り付けてみると、合わせ面やボルト穴の精度が高く、違和感なく収まりました。
このカバーは純正カバーの上に重なるぶん厚みが増し、才谷屋のレースカウルを付けるとアンダーカウルとサイドカウルに当たって、クイックファスナーを留められないので、外したままにしています。カウルの取り付けは 才谷屋のレースカウルにあります。

同じ外装・プロテクター系の記事一覧は YZF-R3カスタム にまとめています。