YZF-R3 タンク・エアクリーナーボックス脱着

フューエルタンクとエアクリーナーボックスを脱着した記録です。前提となるライダーシート・サイドパネル・フューエルタンクカバーの取り外しフューエルタンクカバーの外し方で扱っています。

フューエルタンクの脱着

フューエルタンクカバーを外した状態から作業します。タンクの重量を軽くするため、給油口からポンプで燃料を抜いておくと作業しやすくなりますが、フューエルホースのコネクター部分で流れが止まるため、タンク内の残量自体は気にしなくても構いません。フューエルタンクブリーザーホース・オーバーフローホース・フューエルホースの3本と、フューエルポンプカプラー(コネクター)を外します。フューエルホースは工具不要で外せます。燃料経路の残留圧力でホースから燃料が噴き出すことがあるため、接続部を布で覆って作業します。

フューエルタンクカバーを外した状態のYZF-R3。作業開始時の車体全体
作業開始時、タンクカバーを外した状態
フューエルタンクを浮かせた状態。ホース3本とコネクター1本がタンク側とつながっているのが見える
タンクを浮かせ、ホースとコネクターの接続を確認

フロント・リヤのフューエルタンクブラケットボルト(フレーム側・前後計4本)を外すと、タンクを丸ごと下ろせます。ブラケットはタンク側に付けたままで構いません。外したタンクは、フューエルポンプなどがある下面が直接地面に触れないよう、壁などに立てかけて置きます。

車体から取り外したフューエルタンク単体。フューエルキャップと下面のブラケットが見える
取り外したタンク単体

取り付けは取り外しの逆順です。フューエルタンクのブラケットボルトは、前後とも12N·mでトルク管理して締め付けます(締付トルクデータ参照)。

トルクレンチでフューエルタンクのブラケットボルトを締めているところ
ブラケットボルトは前後とも12N·mで本締め

エアクリーナーボックスの脱着

エアクリーナーボックスへのアクセスには、フューエルタンクの完全な取り外しが必要です。

左右のケース固定ボルト(M6・7N·m)と、スロットルボディへつながるインシュレーター(ジョイント)の固定クランプスクリュー(M5・2.5N·m、左右2箇所)を緩めます(締付トルクデータ参照)。あわせて、アイドルスピードコントロール(ISC)ユニットインレットホース・クランクケースブリーザーホース・エアーフィルターチェックホースなど、ケースにつながるホース類も外します。

エアクリーナーボックスの左固定ボルトの位置を黄色い丸で示した写真
左側の固定ボルト位置
エアクリーナーボックスの右固定ボルトの位置を黄色い丸で示した写真
右側の固定ボルト位置
左側のインシュレーター固定クランプスクリュー。手前の部品の隙間から覗き込むように奥のボルトヘッドが見える
左側のクランプスクリューは、隙間からピンポイントでアクセス

すべて外すと、エアクリーナーボックスを浮かせられます。

エアクリーナーボックスを浮かせた状態。スロットルボディと、外れた純正のクランクケースブリーザーホースが見える
ボックスを浮かせると、スロットルボディとホースが見える
エアクリーナーボックスを取り外し、スロットルボディまわりが露出した状態
取り外し後、スロットルボディまわりが露出した状態

使用工具

使用した工具一式。ロングマイナスドライバー、トルクレンチ、KTCコードレスラチェット、ヘックスビット、ソケット2種、プライヤー
使った工具一式

この作業の後、NAGバルブ(内圧コントロールバルブ)を取り付けています。パーツの一覧はYZF-R3カスタムを参照してください。