YZF-R3/R25 タンク・エアクリーナーボックスの外し方

前提として、テールカウル脱着でライダーシートとサイドパネルを、フューエルタンクカバーの外し方でフューエルタンクカバーを外した状態から始めます。フューエルタンク、エアクリーナーボックスの順に外します。

フューエルタンクは YZF-R25 と同じ品番(1WD-F4110-00)、エアクリーナーエレメント(1WD-E4451-00)も共通で、外す手順に違いはありません。

フューエルタンクの脱着

タンク内の燃料は、フューエルホースのコネクター部分で流れが止まるため、抜かなくてもタンクを外せます。フューエルタンクブリーザーホース・オーバーフローホース・フューエルホースの3本と、フューエルポンプカプラー(コネクター)を外します。フューエルホースは工具なしで外れます。燃料経路の残留圧力でホースから燃料が噴き出すことがあるため、接続部を布で覆って作業します。

フューエルタンクカバーを外した状態のYZF-R3。作業開始時の車体全体
作業開始時、タンクカバーを外した状態
フューエルタンクを浮かせた状態。ホース3本とコネクター1本がタンク側とつながっているのが見える
タンクを浮かせ、ホースとコネクターの接続を確認

フロント・リヤのフューエルタンクブラケットボルト(フレーム側・前後計4本)を外すと、タンクを丸ごと下ろせます。ブラケットはタンク側に付けたまま外します。外したタンクは燃料を入れたままにしたので、天地を保って置きます。裏面に三角形のステーがあるため、10cm ほどの角材を下に敷くと安定します。

車体から取り外したフューエルタンク単体。フューエルキャップと下面のブラケットが見える
取り外したタンク単体

フューエルタンクのブラケットボルトは、前後とも12N·mでトルク管理して締め付けます(締付トルクデータ参照)。

トルクレンチでフューエルタンクの前側ブラケットボルトを締めているところ
前側ブラケットボルト
トルクレンチでフューエルタンクの後ろ側ブラケットボルトを締めているところ
後ろ側ブラケットボルト

エアクリーナーボックスの脱着

エアクリーナーボックス本体を外すには、フューエルタンクの完全な取り外しが必要です。

左右のケース固定ボルト(M6・7N·m)と、スロットルボディとの継ぎ目にあるエアーフィルターケースジョイントクランプスクリュー2本(M5・2.5N·m)を緩めます(締付トルクデータ参照)。あわせて、ケースにつながるアイドルスピードコントロール(ISC)ユニットインレットホース・クランクケースブリーザーホース・エアーフィルターチェックホースの3本も外します。

エアクリーナーボックスの左固定ボルトの位置を黄色い丸で示した写真
左側の固定ボルト位置
エアクリーナーボックスの右固定ボルトの位置を黄色い丸で示した写真
右側の固定ボルト位置
左側のエアーフィルターケースジョイントクランプスクリュー。手前の部品の隙間から覗き込むように奥のボルトヘッドが見える
左側のクランプスクリューは、隙間からピンポイントでアクセス

すべて外すと、エアクリーナーボックスを浮かせられます。

エアクリーナーボックスを浮かせた状態。スロットルボディと、外れた純正のクランクケースブリーザーホースが見える
ボックスを浮かせると、スロットルボディとホースが見える
エアクリーナーボックスを取り外し、スロットルボディまわりが露出した状態
取り外し後、スロットルボディまわりが露出した状態

使った工具

使用した工具一式。ロングマイナスドライバー、トルクレンチ、KTCコードレスラチェット、ヘックスビット、ソケット2種、プライヤー
使った工具一式

この作業の後、NAGバルブ(内圧コントロールバルブ)を取り付けています。パーツ側の記録は YZF-R3カスタム にまとめています。