YZF-R3 納車からレーサー化まで

納車時のYZF-R3のメーター。積算距離0km

中古で買った YZF-R3 を公道で756km走らせたあと、サーキット専用車にしました。このページは、外した部品・付けた部品・済ませた手続きを、それぞれの記録につなぐ入口です。

外す・付けるの判断には MFJ 国内競技規則 2026 付則11「JP-SPORT技術仕様」(PDF)を参考にしています。レースの車検を通すために作っているわけではないので、規則が挙げている項目でも手を付けていないものがあります。性能と好みで替えたパーツは YZF-R3カスタム にまとめています。

JP-SPORT 7-1 が取り外さなければならない部品

規則の 7-1 は、6項目の部品と「車検時に安全上取り外しを指示された部品」を挙げています。ミラーと灯火類はカウルを外す途中で通過するので、手順はカウル脱着の記事に入っています。

部品条文この車体での扱い
ヘッドライト Ass'y7-1-1固定のスクリュー4本を外して撤去
ウィンカー(フロント)7-1-1ギボシ端子を外して撤去
リフレクター7-1-1フロントはフロントフェンダー、リアはリアフェンダーに付く単体部品。前後とも撤去。
リアフェンダー・リアウィンカー7-1-1/7-1-3ボルト4本を抜いて、ナンバー灯ごと一体で撤去
テールライト7-1-13極カプラーを抜き、ボルト2本を外して撤去
バックミラー7-1-2基部のキャップ内のボルトを抜いて左右とも撤去
ナンバープレート7-1-3神奈川運輸支局で一時抹消登録して返納
セーフティーバー・センタースタンド・サイドスタンド7-1-4サイドスタンドのみ装着。取り外しは準備中。
同乗者用フットレスト・グラブレール7-1-5左はオーリンズのリザーバータンクブラケットの取り付け先に。右はサイレンサーステーを兼ねるので、外して汎用ステーへ吊り替え。グラブレールは非装着。
シートレールの荷掛けフック7-1-6この車体には非装着

7-4・7-5 が取り外しを認める部品

7-4 は取り外しができる部品で、アフターマーケット部品への交換は認められません。7-5 は取り外しも交換もできる部品です。どちらも外すかどうかは任意なので、この車体で使わないものだけ外しています。

部品条文この車体での扱い
ホーン7-4-2端子を抜いたあと、ステーごと外した。空いたネジ穴はハンドルストッパーの取り付け先
左のスイッチホルダー・右のスイッチホルダー7-5-3左はスイッチボックスごと撤去。右はアクティブのスイッチキット TYPE-2 へ交換
計器類・タコメーター・スピードメーター7-4-1/7-5-1/7-5-2純正メーターを装着したまま

7-2・7-3 が求める装備

7-2 は安全のために改造・変更が義務づけられる事項、7-3 は部位ごとに変更・改造が許可される範囲です。7-3 のなかには、2次カバーやキャッチタンクのように装着を義務の形で書いた条項があります。

項目条文条文の要求とこの車体での扱い
転倒時のエンジン停止7-2-3電動式フュエルポンプの車両は、転倒時にポンプが自動停止する回路遮断システムが必要。純正のリーンアングルセンサー(1WD-H2576-00)が転倒を検知してエンジンを止める。
エアクリーナーボックスの排出穴7-2-4-5下部に排出穴がある場合、オイルが外部に排出されないよう塞ぐ。二次エアのキャンセルでエアクリーナーボックス側のニップルが大気解放になるため、キャップとホースバンドで塞いだ。
ワイヤーロック7-2-5ドレンボルトと、オイルキャビティに入るオイルフィルター・ボルト・スクリューのワイヤーロックが必要。ドレンボルト・オイルフィルター・オイルフィラーキャップの3点をワイヤリング。
リアスプロケットガード7-2-6-2スプロケットとチェーンの噛み合い部を覆い、カーボン不可・板厚は最低2mm。A-TECH のドライブチェーンガード(黒FRP・Y25151)をスタンドフックと共締め。
フロントスプロケットガード7-2-6-3車両公認時のスプロケットガードの装着が必要。純正のドライブスプロケットカバーのまま。
パッドピンのワイヤーロック7-3-7-7ベータピン付きのパッドピンを使う場合、ベータピンのワイヤーロックが必要。前後とも両端のベータピンをまとめて、DIZZY CLUB ステンレスワイヤー(線径0.57mm)でワイヤーロック。
クラッチカバー・ジェネレーターカバー7-3-15クラッチカバーとジェネレーターカバーを2次カバーで保護。GBRacing の FIM 公認品を左右とも装着。
キャッチタンク7-3-30-3/7-3-16-7燃料タンクのブリーザーとラジエターオーバーフローの先端に、最低容量250㏄以上のキャッチタンク。エスコ EA508AF-2(250ml)を1個ずつ。
スロットルの自閉・キルスイッチ7-2-1/7-2-2手を離すと閉じるスロットルと、赤色でハンドルを握ったまま操作できるキルスイッチ。ハイスロとスイッチキット TYPE-2 へ移植済み。TYPE-2 の赤いボタンがキルスイッチ。スロットルの自閉は準備中。
ブレーキレバープロテクション7-3-11-6-1/7-3-11-6-2接触時にブレーキレバーが作動しないようプロテクションが必要。グリップラバーエンドからの突き出しは50mm未満、片持ち、材質は樹脂(カーボン・ケブラー不可)かアルミ。キジマのレバーガード タイプR(204-2159)を右のバー端へ装着し、突き出しは39〜40mm。
ハンドルストッパー7-2-7ハンドルを左右いっぱいに切っても、ハンドルバー(レバーを含む)と燃料タンクの間に最低30mm。ステアリングダンパーでの代用は不可。TTS 製(07C822A0)を純正ホーンのステー穴へ装着。セパハンへの交換も完了(手順は セパハン交換と垂れ角の決め方)。タンクとの間隔の実測は準備中。
冷却水・サーモスタット5-6/7-3-16-6冷却水は水(レース用の市販品を含む)のみで不凍液は不可。サーモスタットの取り外しは許可。不凍液を含まない冷却水へ交換しサーモスタットを撤去(準備中)。

パーツごとの条文の扱いは YZF-R3カスタムの規則の表 にあります。

※ 条文は MFJ 国内競技規則 2026 付則11 JP-SPORT技術仕様(PDF)を参照

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