アーシング(Earthing)とは、バッテリーの「-」端子やエンジン・車体の各部を太いケーブルでつなぎ、ボディーアースの経路を補う手法です。
車両の電気系統は、バッテリーから各種電装品に電力を供給し、使用後の電流は車体を通じてバッテリーに戻ります。この際、車体の金属部分がアース(接地)として機能しますが、純正のアース線は細く、接続部が腐食している場合があります。これにより、電流の流れが悪くなり、電装品の性能低下やエンジンの始動不良などが発生することがあります。
アーシングの効果として一般に挙げられるのは、次の5点です。

設置するにあたり、サービスマニュアルと実車を見ながら取り付け場所を決めてみた。
(写真では、リアカウルまで外してありますが、今回の設置方法では必要ありません)
図の「ジェネレータ」「オルタネータ」は、アース線を留めたボルトの呼び名です。二輪では発電機(ジェネレータ)と交流発電機(オルタネータ)は同じ装置を指し、エンジンに組み込まれています。図で分かれているのは部品ではなく場所で、前者はリアショック前方のフレーム側、後者はエンジン後方の上部です。
| 8sq(スケア)耐熱ケーブル | 2.5m |
| 丸型端子6パイ金メッキ22sqケーブル用 | 2個 |
| 丸型端子8パイ金メッキ8sqケーブル用 | 3個 |
使った工具は、端子の圧着工具、プラスドライバー、小さなマイナスドライバー、六角レンチ、トルクレンチです。圧着した端子の根元には熱収縮チューブをかぶせ、ヒートガンで縮めました。
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| バッテリー | ジェネレータ | オルタネータ付近 | エンジンマウント |
| バッテリー“-” 〜 ジェネレータ | 300mm |
| バッテリー“-” 〜 オルタネータ付近 | 500mm |
| オルタネータ付近 〜 右エンジンマウント | 250mm |
| バッテリー“-” 〜 左エンジンマウント | 900mm |
古い車両ということもあり、十分体感できました。
と、いうところでしょうか。
アーシングは、純正のアース線が腐食して能力低下したものを新車時のように戻してあげるという人もいます。
自分のZeaLは中古で購入し、純正アース線等の腐食も多少ありましたので、体感できるトルクアップに繋がったのかもしれない。
アーシングの繋ぎ替えを試してみたところ、“オルタネータ付近 〜 右エンジンマウント”のみの配線にしてもトルクアップが感じられた。むしろ、全配線するよりも良いかもしれない。
但し、この接続のみでは、スターターによる始動が弱くなった。接続方法によって目的にあった調整ができるかもしれません。
重要!
作業は各自の責任において行ってください。損害・損傷等は一切責任を負いません。ここに書かれている方法は、エンジンマウントを使って設置する方法を利用しています。
ボルトの締め付けには、ZeaLのフレーム・エンジンマウントの締め付けトルクを守るようにしてください。締め付けが不適切な場合には、走行に危険がありますので、不安なかたは手をつけないようにしましょう。