エンジンの出力を上げ、車体を軽くするために、YZF-R25 で使っていた ARROW のフルエキゾースト(AY0149、サイレンサーは X-Kone の NiXC.a)を YZF-R3 に付けました。
サイレンサーは R25 での転倒で潰れていたので、凹みの修理とリベットの打ち直しをしてから付けました。



サーキットでの転倒で取れたエキパイのステーは、幅 50mm、厚み 1.5mm です。エキパイに2か所で溶接されていて、片側は溶接部分から剥がれ、もう片側はエキパイ側に 3〜6mm を残して割れていました。


溶接は、横浜市神奈川区のタツカスタムでしてもらいました。費用は、この状態で約5千円でした。普段は預けての作業ですが、今回は無理を言って、社長に即日で対応してもらいました。人当たりがよく、知識も豊富で、次々に訪れるお客さんとの会話からも、信頼されていることが伝わってきました。おすすめしたいショップです。


外した順は、O2 センサー、エキゾーストパイププロテクター、サイレンサーとの結合部、シリンダーヘッド側のナットです。エキパイの固定部のボルトも外しました。


エキゾーストパイププロテクターを外すと、サイレンサーの結合部を緩めやすくなります。





ヘッド側には、キタコの EX ガスケット XY-06(963-0000006・2個入り)を使いました。キタコの適合表には YZF-R3 が載っています。XY-06 の銅色のガスケットに、銅製品に使える液状ガスケットの KC-027(0900-969-00010)を塗ってヘッドに貼り付けたので、取り付けるときに落ちません。



ARROW の差し込み式のつなぎ目には、すべて KC-084(0900-969-00040)を塗りました。純正の「ガスケット,マフラー」(54D-E4714-00)は、径が違うので使いません。

※ 適合はキタコのマフラーガスケットの適合表(PDF)、仕様はキタコの商品ページ(XY-06・KC-027・KC-084)による(2026年10月時点)。KC-027 の使用温度範囲は -60〜200℃。KC-084 は使用温度範囲 -53〜370℃で、銅製品には使えない
O2 センサーはヤマハ純正の 1WD-H592A-00 で、R25 と R3 で同じ品番です。ねじにはロックタイトのアンチシーズ LB 8060 を塗り、O2 センサー用の 17mm のソケットで 25N·m に締めました。


仮組みした状態で、ヘッド側から順に締めました。4か所とも純正と同じ値で、トルクレンチは STAHLWILLE の MANOSKOP 730N と NANKAI を使いました。
| 締める箇所 | 締付トルク |
|---|---|
| シリンダーヘッド側のナット | 15N·m |
| エキパイの固定部のボルト | 20N·m |
| サイレンサーをステーに留めるボルト | 20N·m |
| O2 センサー | 25N·m |
※ 純正の値は YZF-R3 締め付けトルクデータの「エンジンマウント・ステップ・排気」から引用(O2 センサーは「点火・吸気・センサー」)
エキパイの固定部のボルトは、溶接したステーの長穴に通す M8 です。長さ 35mm の手持ちの物で、キャリパーマウントボルトとして売られていたと思います。純正のボルトとは長さが違います。サイレンサーは、バックステップ移植の記事で付けた汎用のアルミステーに留めています。



DIZZY CLUB の φ0.80mm の針金を、ワイヤーツイスターでねじって留めました。
R25 に付けていたときにスプリングが一度切れましたが、ワイヤリングをしていたので、つなぎ目は抜けませんでした。


AY0149 は、2015年当時の国内の取り扱いだった N PROJECT が、YZF-R25 用のフルエキとして案内した品番です。サイレンサーは X-Kone で、型式は NiXC.a です。価格は税別 115,000円でした。
YZF-R25 用のフルエキは AY0141〜AY0152 の12タイプで、同じ案内の価格は税別 101,000〜145,000円です。
※ ARROW 本社の YZF-R3(2015〜2018年式)のページ(英語)に、エキパイとフルエキは載っていない(2026年10月時点)
