シフトインジケーター(正式名称はシフトタイミングインジケーターランプ)は、設定した回転数になるとメーター上部の中央のランプを光らせて、シフトアップのタイミングを知らせます。設定するのは、何回転で知らせるかと、そのときのランプの光らせ方です。ヤマハ YZF-R3(RH07J・RH13J)と YZF-R25(RG10J・RG43J)の2015〜2018年式が対象です。

YZF-R3 でサーキットを走るときは、点灯回転数を 11,500、消灯回転数を 12,400 r/min にすると、その間ランプが点滅します。シフトアップは、レッドゾーン(12,500 r/min から)の手前の 12,000 r/min 前後で行います。12,000 r/min で上げると、1→2速で 8,750、2→3速で 8,870 r/min に落ち、最大トルクを出す 9,000 r/min 前後から次のギアの加速が始まります。
| 設定 | 値 | 理由 |
|---|---|---|
| 作動 | 1秒に4回点滅 | 視線を前方に置いたまま、視界の端で気づける |
| 点灯回転数 | 11,500 r/min | 最高出力の 10,750 r/min より上。ランプを見てから足が動くまでの遅れの分、12,000 r/min の手前 |
| 消灯回転数 | 12,400 r/min | レッドゾーンに入らない最も高い値 |
| 明るさ | 6段階目(最も明るい) | 日中の日差しの中でも見える |
※ 最高出力・最大トルク・変速比はYZF-R3 の主要諸元による

ON から約5秒で液晶の表示が消えて設定モードに入るので、それまで SEL を押し続けます。
※ 操作の出典はヤマハ公式の取扱説明書(YZF-R3 2017年式/YZF-R25 2017年式)

RES を押すたびに、ランプの点き方が「1秒に4回点滅」「2秒に1回点滅」「点灯」の順に切り替わり、「点灯」の次は「1秒に4回点滅」に戻ります。「1秒に4回点滅」と「点灯」は設定した回転数でのランプの点き方で、「2秒に1回点滅」が「作動させない」の選択です。選びたい点き方になったところで SEL を押すと決まり、点灯回転数の設定に移ります。
設定中はタコメーターの針が回転数を指し、ランプは点いたままです。RES を1回押すごとに、12,000 r/min までは500、それより上は200ずつ上がり、上限の次は 7,000 r/min に戻ります。上限はどちらもレッドゾーン(R3 は 12,500、R25 は 14,000 r/min から)の中です。SEL を押すと決まり、消灯回転数の設定に移ります。



2台のタコメーターを並べた写真はYZF-R25 と YZF-R3 の違いにあります。
操作と回転数の範囲は点灯回転数と同じで、設定中のランプは2秒に1回点滅します。
取扱説明書によると、消灯回転数を点灯回転数より低くすると、ランプは点灯も点滅もしません。
SEL を押すと決まり、明るさの設定に移ります。


明るさは液晶の下段に並ぶ四角の数で表示され、1個が最も暗く、6個が最も明るくなります。RES を押すたびに1段階ずつ上がり、6の次は1に戻ります。






※ 5・6段階目は、カメラの自動露出で4段階目より暗く写っている
明るさを選んだところで SEL を押すと、作動・点灯回転数・消灯回転数・明るさの4つが保存され、液晶が通常の表示に戻ります。
