YZF-R3 ナンバープレート返納(一時抹消登録)の必要書類と当日の流れ

サーキット専用車にする YZF-R3 のナンバープレートを返納しました。公道での慣らしを終えた(積算距離756km)あと、自宅でプレートを外し、神奈川運輸支局で一時抹消登録の手続きをした記録です。

YZF-R3のメーター。積算距離756kmで公道の慣らしを終えた状態
慣らし終了時のメーター(756km)
車体後部から外したナンバープレート1枚と、取り外しに使った10mmのレンチ・ラチェット
取り外しは10mmボルト2本。プレート番号はモザイク処理

YZF-R3は250cc超の「小型二輪」

YZF-R3 の総排気量は320ccで、251cc以上の小型二輪(車検のあるバイク)にあたります。手続き先は運輸支局です。

区分排気量手続きの窓口
原付(第一種・第二種)125cc以下市区町村の役所
軽二輪126〜250cc運輸支局
小型二輪251cc以上運輸支局

永久抹消ではなく一時抹消登録を選ぶ

将来また公道に戻す余地を残すため、永久抹消登録ではなく一時抹消登録にしました。登録上の扱いは「一時使用中止」です。

項目一時抹消登録永久抹消登録
主な用途長期間乗らない解体する
再登録できるできない
交付される書類自動車検査証返納証明書登録事項等証明書

一時抹消でも、軽自動車税(種別割)は抹消した翌年度から非課税になります。当年度分の還付はありません。

手続き先 ── 神奈川運輸支局

横浜ナンバーの管轄は神奈川運輸支局です。

所在地〒224-0053 横浜市都筑区池辺町3540
電話050-5540-2035
管轄横浜市・横須賀市・鎌倉市・逗子市・三浦市・葉山町

登録窓口の受付は平日のみで、年末年始(12月29日〜1月3日)も休みです。書類の記入に時間がかかるので、受付終了の間際は避けます。

区分受付時間
午前8:45〜11:45
午後13:00〜16:00

構内の案内看板は、建物を丸数字、1庁舎1階の窓口をアルファベットで示しています。小型二輪の「ナンバー・車検証の返納届(廃車手続き)」は、3自動車会議所ナンバーセンター → 1庁舎の登録申請窓口B → 交付窓口C の順でした。印紙は3で買います。

神奈川運輸支局の構内案内看板の場内地図。③自動車会議所ナンバーセンターと①庁舎、現在地の位置が示されている
案内看板の場内地図。3会議所と1庁舎、現在地の位置
同じ案内看板の手続き順序表。小型二輪の250ccを超えるもののナンバー・車検証の返納届は、会議所→登録申請窓口B→交付窓口Cの順と示されている
同じ看板の手続き順序表。250cc超の返納届は 3会議所 → 1B → 1C
①庁舎1階のインフォメーション。登録関係は登録相談窓口A・登録申請窓口B・交付窓口C、検査関係はD〜Fと案内されている
1庁舎1階の窓口案内。登録相談A・登録申請B・交付C
神奈川運輸支局の③自動車会議所ナンバーセンター(自動車税窓口併設)の外観
3自動車会議所ナンバーセンター。受付と印紙販売はこの建物

費用 ── 2026年4月1日から450円

現地で払ったのは検査登録印紙の450円だけで、支払いは現金でした。

手続手数料(検査登録印紙)450円
ナンバープレートの返納無料
自動車重量税の還付なし
軽自動車税(種別割)翌年度から非課税

この450円は、以前は350円でした。2026年(令和8年)4月1日に施行された「道路運送車両法関係手数料令の一部を改正する政令」で、自動車検査証返納証明書の交付手数料が350円から450円に上がっています。物価・人件費の上昇と、自動車検査登録の情報処理システムの維持費増加への対応が理由です。同じ改正で検査証の再交付なども値上げされています。2026年9月の時点でも、350円のまま書かれた解説記事が残っています。

印紙は構内の販売窓口で買います。案内されたとおり500円の印紙を貼ったところ、次の登録申請窓口で「250cc超バイクの返納届は450円」と直されました。500円は登録自動車(クルマ)の一時抹消登録の額で、こちらは同じ改正で350円から500円に上がっています。領収証を持って販売窓口へ戻り、差額50円の返金を受けて買い直しました。450円ちょうどの印紙はなく、350円と100円の2枚を貼ります。

買い直した検査登録印紙。350円と100円の2枚で計450円。並べて置いた領収証には金額450円、日付2026年9月2日、明細に検査登録印紙450と記載
領収証の明細は「検査登録印紙450」、日付2026年9月2日

一時抹消登録の必要書類

車両を運輸支局へ持ち込む必要はなく、書類とナンバープレート1枚で手続きできます。

当日の持ち物と手順だけを1枚にまとめた チェックリスト(印刷・PDF対応) も用意しています。

書類・もの入手補足
車検証(ICカード型)持参令和5年(2023年)1月からのICカード型。券面には型式など最小限のみ記載
自動車検査証記録事項シート(A4)持参車検証と一緒に交付されるA4の紙。有効期間満了日・初度登録年月・重量税額はこちらに記載
ナンバープレート持参1枚のみ。車体後部から外して持参
手数料納付書事前ダウンロード可/当日窓口印紙を貼る台紙。3で受け取る
申請書(OCR第3号様式の2)事前ダウンロード可/当日窓口機械読取用。当日窓口の用紙で清書した
軽自動車税(種別割)申告書当日窓口赤い複写式(2枚綴り)の用紙のため事前印刷できず、窓口でもらう
認印持参実印・印鑑証明は不要。申請書に押印する
ICカード型の車検証。型式EBL-RH07J・原動機H402Eなどが読める。番号・自動車登録番号・車台番号・氏名・車両IDと二次元コードは黒塗り
車検証(ICカード型)。個人情報は黒塗り
自動車検査証記録事項シート。初度登録年月と有効期間の満了する日が読める。自動車登録番号・車台番号・所有者の氏名と住所・番号・車両IDと二次元コードは黒塗り
記録事項シート。初度登録年月・有効期間満了日が載る。個人情報は黒塗り

所有者本人が窓口で手続きするので、委任状は用意していません。

申請書と手数料納付書は、OCR第3号様式の2(国土交通省)と手数料納付書(関東運輸局)から事前に印刷できます。

車検証の住所と現住所が異なる場合は、住所の連続性を確認できる住民票等の書類が必要となる場合があります。

記入項目と書き方

記入する用紙は手数料納付書・申請書(OCR第3号様式の2)・軽自動車税申告書の3枚です。手数料納付書には自動車登録番号・氏名・目的欄のチェックを記入し、印紙を貼ります。申請書と税申告書は、窓口の記入見本を見ながら赤字の箇所を車検証から書き写します。

この申告書は、神奈川県では自動車税と共用の「自動車税申告書(報告書)」という赤い複写式の様式です。上の1枚に記入すると下の控えに転写され、バイクは軽自動車税(種別割)の欄に記入します。

手数料納付書。目的欄に一時抹消登録などの選択肢が並ぶ様式で、下に印紙貼付欄がある。手書きの自動車登録番号は黒塗り
手数料納付書。3で受け取り、自動車登録番号・氏名・目的欄を記入して印紙を貼る
記入済みの申請書 OCR第3号様式の2。一時抹消登録・業務種別9・抹消2にマークし、届出の原因は一時使用中止・令和8年(2026年)9月2日。自動車登録番号・車台番号・所有者の氏名と住所・印影は黒塗り
第3号様式の2(記入済み)。「一時抹消登録」にチェックし、コード欄に業務種別「9」・抹消「2」を記入。個人情報は黒塗り
記入前の自動車税申告書(報告書)。神奈川県の赤い複写式用紙で、申告区分や運輸支局・車種区分・かな・番号などの記入欄がある
軽自動車税(種別割)申告書の実物(記入前)。題字は「自動車税申告書(報告書)」
窓口に掲示された自動車税申告書の記入見本。申告区分⑥(抹消登録・廃車)の場合に記入する箇所が赤字で示され、車検証を見ながら記入する旨の注意書きがある
同じ用紙の記入見本。申告区分⑥(抹消・廃車)の書き方
書類主な記入項目
手数料納付書自動車登録番号か車台番号/氏名/目的欄のチェック/印紙の貼付
申請書(OCR第3号様式の2)冒頭の「一時抹消登録」にチェック/⑨業務種別「9」(抹消)/⑫抹消「2」(一時使用中止)/自動車登録番号(ナンバー)/車台番号 下7桁/所有者の住所・氏名(登録時のもの)/届出日/認印
軽自動車税(種別割)申告書申告区分で「抹消登録(廃車)」を選択/ナンバー/届出日/車検証から車名・型式・車台番号を転記/納税義務者の住所・氏名

当日の流れ

10時に到着し、返納証明書を受け取ったのは11時すぎでした。この日は混んでいて、交付窓口の待ちが一番長くかかりました。

  1. 構内の案内看板で経路を確認(小型二輪 → 250ccを超えるもの → ナンバー・車検証の返納届)
  2. 3自動車会議所ナンバーセンターで目的を伝え、手数料納付書を受け取る。自動車登録番号を記入し、ナンバープレートはこの建物で回収された
  3. 3の印紙等販売窓口(11番)で検査登録印紙を購入し、手数料納付書に貼付(窓口の案内で500円分。正しくは450円分)
  4. 1庁舎へ移動。入口の発券機で受付番号票を取り、用紙2枚(申請書・軽自動車税申告書)を記入見本を見ながら記入。どの書類にどう記入するか迷ったら、1階の登録相談窓口Aで相談できる
  5. 登録申請窓口Bで、車検証・記録事項シート・記入した書類・印紙を貼った手数料納付書を提出。印紙が500円分で貼られている(正しくは450円)ことと軽自動車税申告書の記入漏れを指摘され、税申告書はその場で補記。印紙は買い直して交付窓口Cで渡すよう案内
  6. 3の印紙等販売窓口で450円分に買い直し(差額50円は返金)
  7. 1庁舎の交付窓口Cで受付番号で呼ばれ、買い直した印紙を渡して「自動車検査証返納証明書」を受け取る
神奈川運輸支局の受付番号票。番号158、2026年9月2日、登録申請。交付窓口でも同じ番号で呼ばれる
受付番号票。登録申請と交付窓口で同じ番号を使う

受け取った自動車検査証返納証明書

自動車検査証返納証明書は、一時抹消登録が済んだことを示す交付書類です。証明書には車両番号・交付年月日・車台番号・型式・所有者・有効期間の満了する日が記載されます。交付年月日は令和8年(2026年)9月2日、有効期間の満了する日は令和11年(2029年)7月5日でした。車検は2年以上残っていますが、初回車検を受ける前に一時抹消しました。

ナンバープレートと車検証は返却されません(プレートは3で回収済み)。

この証明書は再登録・自賠責保険の解約・任意保険の中断で使います。250cc超のこの証明書は紛失しても再発行されないため、受け取ったらすぐコピーを取っておきます。

受け取った自動車検査証返納証明書。交付年月日は令和8年(2026年)9月2日、有効期間の満了する日は令和11年(2029年)7月5日。車両番号・車台番号・所有者の氏名と住所は黒塗り
自動車検査証返納証明書。個人情報は黒塗り

このあとの手続き

残っているのは保険の手続きです。

どちらの手続きも 自賠責保険の解約と任意保険の中断 にまとめています。

よくある質問

バイク(250cc超)の一時抹消に必要な書類は?
車検証(ICカード型)、自動車検査証記録事項シート、ナンバープレート1枚、認印を持参します。申請書(OCR第3号様式の2)と手数料納付書は国土交通省と関東運輸局のサイトから事前に印刷でき、軽自動車税(種別割)申告書は複写式のため当日窓口で受け取ります。
一時抹消登録の申請書の書き方は?
運輸支局で使う申請書はOCR第3号様式の2です。冒頭の「一時抹消登録」にチェックし、⑨業務種別に「9」(抹消)、⑫抹消に「2」(一時使用中止)を記入します。ほかは自動車登録番号、車台番号の下7桁、登録時の所有者の住所・氏名、届出日、認印です。窓口の記入見本を見ながら車検証から書き写せます。
はじめてで手続きや書き方が不安なときは?
運輸支局に登録相談の窓口があり、どの書類にどう記入するか、手続きの進め方をその場で相談できます。事前に書けるところまで記入し、迷った箇所だけ聞くと早く済みます。神奈川運輸支局では1庁舎1階の登録相談窓口Aでした。
一時抹消に委任状は必要?
所有者本人が窓口で手続きするなら不要です。実印や印鑑証明もいりません。申請書に認印を押します。
バイクの一時抹消にかかる費用は?
神奈川運輸支局では検査登録印紙450円だけでした(現金)。ナンバープレートの返納は無料です。自動車重量税は車検が残っていても一時抹消では還付されません。
手数料が350円と書かれた情報を見たときは?
350円は2026年3月31日までの額です。2026年4月1日施行の政令改正で、自動車検査証返納証明書の交付手数料が350円から450円に上がりました。同じ改正で登録自動車(クルマ)の一時抹消登録は窓口350円から500円になっています。
250cc以下のバイクや原付も手続きは同じ?
窓口が異なります。251cc以上の小型二輪(この記事の手続き)と126〜250ccの軽二輪は運輸支局、125cc以下の原付は市区町村の役所です。軽二輪と原付は車検がないため、必要な書類もこの記事とは異なります。
一時抹消したバイクは再登録できますか?
できます。中古新規登録の手続きをすれば公道に戻せます。あらためて検査(車検)を受け、自賠責保険に入り直します。

納車・初回点検を含む一連の記録は YZF-R3 納車からレーサー化まで にあります。